この名前の話をする
「終焉祝祭」。
怪しいだろ。宗教かよって思うだろ。わかる。
税理士にも「もう少し普通の名前にしませんか」って言われた。親戚は「何やってるかわからない」って顔してた。知り合いには「ヤバい会社?」って聞かれた。
普通の名前にする気はなかった。最初から。
「終焉」の話
自己破産が確定した日。全部終わった。
会社。信用。財産。人脈。プライド。何もかも。
裁判所から出た時、空が妙に青かった。そんなこと覚えてる場合じゃねえのに、覚えてる。靴ひもがほどけてたことも覚えてる。結び直す気力がなかった。
「終焉」って言葉は、普通に使えば最悪の言葉だ。終わり。消滅。死。
でも俺にとっては違う。終わったから始められた。終わらなかったら、2億の借金を抱えたまま生きてなきゃいけなかった。終わってくれたんだよ。終わってくれて、助かった。
ありがとう、終焉。マジで。
「祝祭」の話
終わりを、祝え。
頭おかしいだろ。でも本気で言ってる。
破産は死じゃない。リセットだ。失敗は恥じゃない。生きてる証拠だ。「もうダメだ」って思った日は、「ここから変われる」って日だ。
その「終わり」を祝って、新しく始める。フェスティバル。祭り。どん底で踊れ。泣きながらでいいから踊れ。
それが終焉祝祭だ。
「どうせ、灰になる。」
これがタグラインだ。
人間はいつか死ぬ。全部灰になる。お前も俺も。
なら灰になるまで全力で暴れろよ。恥ずかしいことをしろ。無謀な挑戦をしろ。失敗して笑われろ。
どうせ最後は灰だ。何をビビってんだよ。
名前を決めた夜
法務局に行く前日。深夜2時。
ノートに候補を100個以上書いた。「きこにいカンパニー」「リスタート合同会社」「ネクストステップ」。全部ダサい。全部しっくりこない。
缶コーヒーの3本目を開けた時、ふと浮かんだ。
終焉祝祭。
書いた瞬間に鳥肌が立った。これだ。これ以外にない。
周りの反応なんか知らん
「怪しい」「宗教っぽい」「何の会社かわからない」
うるせえよ。
この名前には俺の人生が全部入ってる。便利な名前より、魂が入った名前の方がいい。覚えてもらいやすいし。
TikTokで「あの終焉祝祭のきこにい」って認知される。普通の社名だったらこうはならない。「リスタート合同会社のきこにい」って、誰が覚えるんだよ。
これから
終焉祝祭はまだ始まったばかりだ。
「終わりを祝って、新しく始める」
この言葉に「わかる」って思った奴。お前はもう仲間だ。
社名に込めた想いは、10年後も20年後も変わらない。俺が灰になるまで。
