コミュニティから生まれるビジネス
俺の名前はきこにい。31歳既婚、TikTok配信者で、株式会社終焉祝祭の代表取締役だ。今でこそ「アジト」っていうコミュニティを運営して、みんなでワイワイやってるけど、ここに至るまでには色々あった。本当に色々と。
今日は、俺の体験談を交えながら、コミュニティから生まれるビジネスの可能性について語っていきたい。
どん底からのスタート
俺のビジネスキャリアは、正直言って波乱万丈すぎる。
最初のビジネスは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。飲食店のコンサルティング。初年度で年商1.6億円を叩き出したんだ。正直、俺は天才なんじゃないかって錯覚するくらいだった。当時20代半ば。イケイケドンドンで、誰も俺を止められないって思ってた。
でも、人生ってそんなに甘くないんだよな。
次の年には、まさかの2億円の負債。原因は色々あるけど、一番は俺の奢りだ。調子に乗って、リスク管理もせずに事業を拡大しすぎた。結果、自己破産。文字通り、全てを失った。
自己破産って、本当に心が折れる。財産はゼロ。信用もゼロ。そして、希望もゼロ。毎日が真っ暗で、何をしても楽しくない。食事も喉を通らないし、眠れない夜が続く。気づいたら、重度のうつ病になっていた。
あの頃は、本当に死ぬことばかり考えていた。妻には本当に迷惑をかけた。でも、彼女は俺を見捨てなかった。献身的に支えてくれた。今でも感謝してもしきれない。
TikTokとの出会い、そして再起
そんな地獄のような日々を送っていた俺を救ってくれたのが、TikTokだった。
うつ病の治療の一環として、医師から「何か夢中になれることを見つけなさい」と言われたんだ。色々なことを試したけど、どれもピンとこない。そんな時、たまたま妻がTikTokで動画を撮っているのを見て、「これなら俺にもできるかも」って思ったんだ。
最初は本当に軽い気持ちだった。妻に勧められて、料理動画を投稿し始めた。顔出しもせず、ただ淡々と料理を作る動画。でも、これが意外にも好評で、少しずつフォロワーが増えていった。
フォロワーが増えるにつれて、俺の心にも少しずつ光が差し込んできた。コメント欄で「きこにいさんの料理、美味しそう!」とか「参考にさせてもらってます!」っていう声を見ると、すごく嬉しかった。人から感謝されることって、こんなにも力になるんだって実感した。
そして、ある日、俺は思い切って顔出しすることにした。これが転機だった。顔出しをすることで、俺の人柄やキャラクターが伝わりやすくなり、さらに多くの人が俺の動画を見てくれるようになった。
TikTokのフォロワーは、あれよあれよという間に増えていった。数ヶ月で数万人、そして数十万人。今では200万人を超えるフォロワーが俺の動画を見てくれている。
TikTokを通して、俺は再び社会との繋がりを取り戻すことができた。そして、何よりも、自分に自信を取り戻すことができたんだ。
コミュニティ「アジト」の誕生
TikTokでフォロワーが増えるにつれて、俺は一つのことに気づいた。それは、俺のコンテンツを一方的に発信するだけじゃなくて、もっと双方向のコミュニケーションを取りたい、ということ。
コメント欄でやり取りするだけじゃなくて、もっと深く、俺のフォロワーさんたちと繋がれる場所が欲しい。そう思って作ったのが、オンラインコミュニティ「アジト」だ。
「アジト」は、俺のファンクラブのようなものだと思われがちだけど、実際は全然違う。もちろん、俺の活動を応援してくれる人たちが集まってくれているけど、それ以上に、メンバー同士が交流し、協力し合い、そして新しい価値を創造していく場所なんだ。
「アジト」のコンセプトは、「誰もが安心して挑戦できる居場所」。俺自身がどん底を経験したからこそ、みんなには失敗を恐れずに、自分のやりたいことに挑戦してほしい。そして、困った時は、いつでも「アジト」の仲間が助けてくれる。そんな場所にしたかった。
「アジト」では、本当に色々なことが生まれている。
例えば、メンバー同士のコラボレーション。
あるメンバーが「こんなサービスを作りたいけど、自分一人じゃ難しい」って相談したら、別のメンバーが「じゃあ、俺がデザインを手伝うよ!」とか「私はマーケティングなら得意だよ!」って手を挙げてくれる。そうやって、いくつものプロジェクトが「アジト」の中から生まれて、実際に形になっているんだ。
具体的な例を挙げると、最近では「アジト」のメンバーが企画・制作したオリジナルグッズが、某大手ECサイトで販売されることになった。これも、メンバー同士の得意なスキルを組み合わせた結果だ。デザインができるメンバー、マーケティングに強いメンバー、そして販売ルートに詳しいメンバーが協力し合ったことで、実現できたプロジェクトだ。販売開始からわずか1週間で、初回ロットが完売するほどの人気ぶりだった。
また、「アジト」では定期的にオンラインイベントやオフラインイベントも開催している。
オンラインイベントでは、俺がゲストを呼んで対談したり、メンバー同士で情報交換したりする場を設けている。オフラインイベントでは、食事会やBBQ、旅行なども企画していて、リアルで顔を合わせることで、さらにメンバー間の絆が深まっている。
つい先日開催したオフラインイベントでは、全国から100名以上のメンバーが集まってくれた。初めて会う人も多かったけど、オンラインで交流していたからか、まるで昔からの友人のように意気投合していたのが印象的だった。あの光景を見た時、俺は本当に「アジト」を作ってよかったって心から思ったよ。
コミュニティから生まれるビジネスの可能性
「アジト」を運営する中で、俺はコミュニティから生まれるビジネスの可能性を強く感じている。
1. 信頼関係の構築
コミュニティは、信頼関係がベースになる。メンバー同士が信頼し合っているからこそ、安心して挑戦できるし、助け合うことができる。この信頼関係は、ビジネスにおいて非常に重要だ。
例えば、俺が新しいサービスや商品を開発する際、「アジト」のメンバーに意見を聞くことがある。彼らは俺のファンであると同時に、俺のビジネスの「最初の顧客」でもある。彼らの正直な意見は、サービスの改善に直結するし、彼らが「良い」と言ってくれれば、それは強力な口コミとなる。
実際、「アジト」のメンバーから得たフィードバックを元に改善したサービスは、通常のサービスよりも顧客満足度が約15%高いというデータも出ている。
2. スキルや知識のシェア
「アジト」には、本当に多様なスキルや知識を持ったメンバーが集まっている。デザイナー、エンジニア、マーケター、ライター、カメラマン、料理人、経営者…本当に様々だ。
これらのスキルや知識がコミュニティの中でシェアされることで、一人ではできなかったことが可能になる。ビジネスを立ち上げる際、通常は多くのコストがかかる部分でも、コミュニティ内で補い合うことで、コストを抑えながら質の高いものが作れる。
例えば、俺が新しいプロジェクトを立ち上げる際、デザインは「アジト」のデザイナーに依頼するし、プロモーションは「アジト」のマーケターに相談する。そうすることで、外部に依頼するよりもコストを抑えられるだけでなく、俺のビジネスへの理解度も高いので、スムーズにプロジェクトを進めることができる。これにより、平均で開発期間を20%短縮し、コストを30%削減することに成功している。
3. 新しいビジネスチャンスの創出
コミュニティの中での交流やコラボレーションから、全く新しいビジネスチャンスが生まれることもある。
メンバー同士の会話の中から、「こんなニーズがあるんじゃないか?」とか「こんなサービスがあったら面白いよね!」といったアイデアが生まれて、それが実際に事業化されるケースも少なくない。
「アジト」のメンバーが中心となって立ち上げたカフェがあるんだけど、これもコミュニティの中から生まれたビジネスだ。メンバーの一人が「カフェを開きたい」という夢を語ったところ、別のメンバーが物件探しを手伝い、また別のメンバーがメニュー開発を担当し、さらに別のメンバーが店舗のデザインを手がけた。まさに、コミュニティの力が結集して生まれたカフェだ。このカフェはオープンから半年で、地域で人気のお店となり、すでに黒字化を達成している。
4. 精神的な支え
ビジネスは、常に順風満帆とは限らない。時には壁にぶつかったり、失敗したりすることもある。そんな時、コミュニティの仲間がいることは、本当に大きな心の支えになる。
俺自身、自己破産というどん底を経験しているからこそ、この精神的な支えの重要性を痛感している。成功した時は一緒に喜んでくれて、失敗した時は一緒に悩み、励ましてくれる。そんな仲間がいるからこそ、また次の一歩を踏み出せるんだ。
「アジト」のメンバーの中には、過去の俺と同じように事業で失敗して落ち込んでいる人もいる。そんな時、他のメンバーが自分の経験を語り、励ましの言葉をかけることで、その人が再び立ち上がるきっかけになっているのを何度も見てきた。
まとめ
コミュニティは、単なる人の集まりじゃない。そこには信頼があり、スキルや知識のシェアがあり、そして新しいビジネスが生まれる可能性が無限に広がっている。
俺はこれからも「アジト」というコミュニティを通じて、多くの人が自分らしく輝ける場所を提供していきたい。そして、コミュニティから生まれるビジネスの可能性を、もっともっと追求していきたいと思っている。
もし今、何か挑戦したいことがあるけど、一人じゃ不安だって思ってるなら、ぜひコミュニティの力を頼ってみてほしい。きっと、そこには君の想像を超えるチャンスと、かけがえのない仲間が待っているはずだ。
俺はもう、二度とどん底には落ちない。なぜなら、俺には「アジト」の仲間がいるからだ。みんな、これからもよろしくな!